東京五輪“無観客”豪テニス選手が出場辞退
オーストラリアのテニス選手は9日、東京オリンピックが首都圏では無観客での開催となったことなどを理由に、出場を辞退すると表明しました。
出場辞退を表明したのは、テニス男子のオーストラリア代表、ニック・キリオス選手です。キリオス選手は自身のツイッターに、「簡単な決断ではなかった。オリンピック出場は夢だったし、こうした機会は二度とないかもしれないことも分かっている」と投稿。その上で、「観客のいないスタジアムでプレーすることは自分にはふさわしくない。また、体調を整えることに時間を使いたい」と、無観客での開催と体調面の問題が辞退の理由だと説明しました。
キリオス選手は世界ランキング60位で、イギリスで開催中のウィンブルドン選手権では、3回戦を腹部のケガで棄権しています。
写真:ニック・キリオス選手のツイッターより