米英 イエメンの武装組織フーシ派に大規模攻撃 紛争の拡大懸念
アメリカとイギリスは中東の紅海で船舶への攻撃を繰り返すイエメンの武装組織フーシ派に対し、大規模な攻撃を行いました。
アメリカのバイデン大統領は11日に声明を出し、アメリカ軍とイギリス軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の多数の拠点を攻撃し、成功したと発表しました。
アメリカ軍によると、航空機や巡航ミサイルを使い、指揮拠点や弾薬庫、レーダーなど60か所以上を攻撃したということです。
フーシ派はイスラム組織ハマスとの連帯を示すとして、イスラエルと関係する船舶への攻撃を宣言、中東の紅海で船舶への攻撃を繰り返していました。
バイデン大統領は「世界で最も重要な商業航路の一つで航行の自由を脅かすことは許さないという明確なメッセージだ」と強調しました。
さらに、「必要に応じて、アメリカ国民と自由な国際貿易を守るためのさらなる措置を指示することをためらわない」としていて、紛争の拡大が懸念されます。
一方、フーシ派の幹部は「歴史上、最大の愚行」だと強く非難しています。