米中央軍、中東の紅海で無人機などを撃墜と発表…フーシ派が“最大規模の攻撃”
アメリカ中央軍は9日、中東の紅海で、イエメンの武装組織フーシ派が無人機などで船舶を攻撃したため、撃墜したと発表しました。これまでで最大規模の攻撃だったとみられます。
イエメンの武装組織フーシ派は10日、紅海南部で、「イスラエルを支援するアメリカの船舶に対し、無人機やミサイルなどで攻撃した」と発表しました。
これに対しアメリカ中央軍は、フーシ派の無人機18機や巡航ミサイル2発などを、イギリス軍と合同で撃墜したと明らかにしました。フーシ派による船舶への攻撃は、日本郵船が運航する貨物船がだ捕された去年11月以降、26回に上るということです。
ロイター通信によりますと、イギリスのシャップス国防相は、今回のフーシ派の攻撃について、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が始まって以降、最大規模の攻撃だったとした上で、今後も海域の安全を確保していく姿勢を強調しました。
フーシ派は、ハマスとの連帯を掲げていて、イスラエルとハマスの戦闘が中東の周辺国に拡大する懸念が強まっています。