国連安保理緊急会合、ロシア非難相次ぐ 小児病院などへの攻撃受け
ロシアによるウクライナの首都キーウの小児病院などへの大規模攻撃を受け、国連の安全保障理事会は9日、緊急会合を開きました。各国からは、ロシアへの非難が相次ぎました。
アメリカ・トーマスグリーンフィールド国連大使
「プーチンは平和に関心がない。侵略戦争のため死と破壊に全力を注いでいる」
9日に開かれた国連の安保理の緊急会合では、42人が死亡したウクライナ・キーウの小児病院などへの大規模攻撃に対し、西側諸国からロシアへの非難が相次ぎました。
こうした中、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議が9日、ワシントンで始まりました。
新たに加盟したスウェーデンなどの加盟国に加え、ウクライナのゼレンスキー大統領や岸田首相も出席して行われます。
創設75周年を記念して演説したバイデン大統領は、加盟国の結束とウクライナ支援の強化を訴えました。
また、アメリカはNATO首脳会議にあわせ、ドイツなど欧州各国と共に、ウクライナに対し防空システム5基を供与することを発表しました。
今回の会議ではウクライナに対し、年間およそ7兆円の支援を継続することで合意する見通しです。