ロシア軍がウクライナへ大規模攻撃 小児病院など被害…41人死亡 米バイデン大統領「残虐さ思い起こさせる」露を非難
ウクライナへのロシア軍の大規模攻撃で、小児病院なども被害を受け、これまでに子供を含む41人が死亡しました。
ロシア軍のミサイルが首都キーウの小児病院に着弾した際のものとされる映像では、ミサイルが落下する様子が映っています。この攻撃で、小児病院では建物の一部が崩れ落ちるなど大きな被害が出ていて、生存者の捜索が続いています。また、キーウでは産婦人科の病院も攻撃を受け、死者もでています。8日のウクライナ各地への攻撃で、これまでに子供3人を含む41人が死亡したということです。
この攻撃についてロシア国防省は、軍事施設を狙ったもので、民間の被害はウクライナ側の防空ミサイルの落下によるものだと主張しています。
ゼレンスキー大統領は、訪問先のポーランドで黙とうを呼びかけた上で、報復措置をとると宣言しました。アメリカのバイデン大統領も8日、一連のミサイル攻撃について「ロシアの残虐さを恐ろしく思い起こさせる」と非難し、ウクライナの防空能力を強化する措置を今週中に発表するとしています。