ロシア軍が大規模ミサイル攻撃、小児病院など被害 ウクライナ各地で少なくとも31人が死亡
ウクライナ各地で8日、ロシア軍による大規模なミサイル攻撃がありました。小児病院などが被害を受け、少なくとも31人が死亡しました。
首都キーウの小児病院がロシア軍のミサイル攻撃を受けた直後の映像では、建物は大きく損壊し、多くの人が集まって、がれきの撤去や捜索活動を行っていました。
小児病院にいた親子「悪夢のようだ。ミサイルが当たったのか、破片なのか、何もわからない」
ロイター通信によりますと、ウクライナ各地で8日、ロシア軍による大規模なミサイル攻撃があり、少なくとも31人が死亡、125人がケガをしました。
ゼレンスキー大統領は訪問先のポーランドで黙とうを呼びかけた上で、報復措置を取ると宣言しました。その上で、9日からNATO(=北大西洋条約機構)の首脳会議が始まることから、防空能力などの支援が強化されることへの期待感を示しました。
一方、ロシア国防省は軍事施設を狙った攻撃だとしていて、民間の被害はウクライナ側のミサイルの落下によるものだと主張しました。