アメリカ本土の上空を中国の気球が飛行した問題をうけて、台湾外交部は「中国共産党は他国を侵犯する行為を直ちに停止すべきだ」との声明を発表しました。

アメリカ本土上空を飛行していた気球について、アメリカ国防総省は中国の「偵察気球」として撃墜しました。この気球について台湾外交部は4日、「中国共産党の他国の領空および主権を侵害する行為は、文明的な国際社会で容認されるべきではない」「中国共産党は、直ちに、他国を侵犯し地域に不安をもたらす行為を停止すべきだ」との声明を発表しました。

また、台湾中央気象局の鄭明典局長は自身のSNSに、「ニュースになっている気球は昔からあり、同僚が2年前にも撮影していた」と書き込み、2021年に台湾で撮影されたとされる気球の写真を掲載しました。

台湾メディアは、アメリカ上空を飛行した気球と同様の気球が台湾上空でも過去に複数、確認されていたと報じています。