米・CIAバーンズ長官と露・ナルイシキン対外情報局長官が会談も「いかなる交渉も行っていない」
アメリカのCIA(=中央情報局)のバーンズ長官と、ロシアのプーチン大統領の側近、ナルイシキン対外情報局長官が14日、トルコの首都アンカラで会談しました。
アメリカのホワイトハウスによりますと、バーンズ長官は、ナルイシキン長官に対して、「ウクライナで核兵器が使われた場合の代償や、事態が深刻化した場合の危険性についてメッセージを伝えた」としています。
また、ロシアで拘束されているアメリカの女子バスケット選手らについてもバーンズ長官は「不当な拘束だ」などと問題提起したということです。
一方で、「ウクライナでの戦争については話し合っていない」「いかなる交渉も行っていない」としていて、プーチン政権と対話を行ったわけではない、と強調しました。
ホワイトハウスは、今回の会談について、ウクライナ政府に対し、事前に説明した、としています。