非常戒厳を巡り内乱などの疑いで逮捕された韓国の尹錫悦大統領の捜査が、23日、合同捜査本部から検察に引き継がれました。

尹大統領は先月3日に宣言した非常戒厳を巡り、内乱を首謀した疑いなどで今月19日に逮捕されました。

尹大統領への捜査はこれまで、高官犯罪捜査庁が主体的に行ってきましたが、起訴する権限がありませんでした。

そのため、高官犯罪捜査庁は23日午前、尹大統領の起訴を求め検察に捜査を引き継ぎました。韓国メディアは、検察が尹大統領の勾留期限を延長させた上で、来月5日頃までに起訴するかどうか判断すると報じています。

尹大統領は身柄が拘束された今月15日をのぞき、取り調べを拒否していることから、勾留先の拘置所での取り調べが有力視されています。