「#Me Too(私も)」運動のきっかけ…ハリウッド元大物映画プロデューサーの裁判やり直しを命じる ニューヨーク州最高裁
セクハラや性暴力の被害を告発する「#Me Too(私も)」運動のきっかけとなり、性的暴行などの罪で有罪となったハリウッドの元大物映画プロデューサーについて、ニューヨーク州の最高裁判所は25日、一審の有罪判決を破棄して裁判のやり直しを命じました。
ハリウッドの元大物映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン受刑者は、2020年に複数の女性への性的暴行などの罪で有罪となり、禁錮23年を言い渡されていました。ワインスタイン受刑者をめぐっては、映画俳優やアシスタントら100人以上の女性が性被害を訴え、「#Me Too(私も)」運動が世界に広がるきっかけとなりました。しかし、ニューヨーク州の最高裁は25日、一審の判事が罪状には含まれていない女性の証言を認めるなど、公正な裁判を受ける権利を侵害したと判断し一審の有罪判決を破棄して裁判のやり直しを命じました。ワインスタイン受刑者は、2022年にカリフォルニア州でも強姦などの罪で有罪となり禁錮16年を言い渡されています。