洪水などの死者200人超える ミャンマー軍事政権、国際社会に対し異例の支援要請
ミャンマーの国営メディアは17日、大雨による洪水などでの死者が200人を超えたと伝えました。犠牲者はさらに増えるおそれがあります。
ミャンマーでは台風から変わった低気圧の影響で、各地で洪水や地滑りが相次ぎました。
国営メディアは17日、これまでに226人が死亡し、77人が行方不明になっていると伝えました。
また、2100棟の家屋が倒壊したほか、15万8000棟あまりが浸水したということです。
被害の全容は分かっておらず、犠牲者の数はさらに増えるおそれがあります。
濁流に流される家屋の映像。この家にいた57歳の女性と14歳の娘が亡くなりました。
映像を撮影していた親族の男性が取材に応じました。
親族の男性(60)
「水位が急に上昇し、助ける時間がなかった」「人生でこんな経験はしたことがない」「被災者には支援が必要です。食料や服、避難場所が必要です」
2年前の災害では国際機関からの支援を制限したミャンマーの軍事政権ですが、今回は国際社会に対し異例の支援を要請しています。