イスラエル軍 イスラエル人の人質3人を誤って殺害 ガザ地区での地上作戦中に
イスラエルにとって大きな打撃となりそうです。イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘中に、イスラエル人の人質3人を誤って殺害したと発表しました。
イスラエル軍によりますと、ガザ地区での地上作戦中に、拘束されていた「イスラエル人の人質3人を誤って脅威とみなして、発砲した」ということです。3人は死亡し、遺体はイスラエルに移送され身元が確認されました。
イスラエル軍は、「深い反省を表明し遺族に心から哀悼の意を表します」とコメントした上で、原因について直ちに調査を開始したとしています。
ガザ地区での作戦をめぐっては、アメリカのサリバン大統領補佐官が15日、イスラエルの作戦はハマスの指導者に的を絞った次の段階に移行すると述べました。
移行の時期について明言はしませんでしたが、複数のアメリカメディアはバイデン政権は数週間以内に規模を縮小した攻撃に移行するよう求めていると報じています。
また、イスラエル政府は15日、パレスチナ自治区ガザ地区との境界にある、ケレム・シャローム検問所から人道支援物資を搬入することを一時的に許可しました。支援物資の搬入はこれまでエジプトとの境界にある、ラファ検問所に限定されていました。