パリ同時多発テロ裁判 実行犯の男に終身刑
6年前、130人が犠牲となったフランス・パリ同時多発テロ事件の裁判で、実行犯のうち唯一の生存者の男に仮釈放が原則認められない終身刑が言い渡されました。
AFP通信によりますと29日の判決でパリの特別裁判所は、実行犯のうち唯一の生存者でテロと殺人の罪に問われたサラ・アブデスラム被告に、検察の求刑通り仮釈放が原則認められない終身刑の判決を下しました。死刑制度の無いフランスでは最高刑となります。
ほか19人の被告全員も有罪となりました。
パリでは2015年11月、イスラム過激派が、中心部のコンサートホールや郊外の競技場などを狙った同時多発テロを起こし130人が犠牲となりました。