イスラエルの新停戦案 ハマス側が多くの修正提案 米・ブリンケン国務長官
イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦案をめぐり、アメリカのブリンケン国務長官は12日、ハマス側が多くの修正を提案したことを明らかにしました。
パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘終結にむけたイスラエルが提案した新たな停戦案についてブリンケン国務長官は12日、ハマス側が多くの修正を提案したと明らかにしました。
ブリンケン長官は修正点について「実行可能なものもあればそうでないものもある」と説明した上で、ハマスが一度受け入れた条件をつり上げているとの認識を示しました。
ただロイター通信によるとハマス幹部は中東のテレビ局の取材に、新たな提案はしていないと答えたということです。
こうしたなか、ロイター通信などはレバノン南部で11日、イスラエル軍による攻撃でイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の司令官と戦闘員3人が死亡したと報じました。イスラエル軍も殺害を認めています。
イスラエルメディアは、12日にはヒズボラがロケット弾およそ215発やミサイルなどを発射したと報じています。
ハマスとの戦闘が始まった去年10月以降、ヒズボラによる最大の攻撃だということで、戦闘の拡大が懸念されています。