【密着】ゲーム好きの小学生が“仏の道”へ! 10歳少年“僧侶”への決意『every.特集』
少子化の波は“仏の道”にも押し寄せているようだ。宮城県の保昌寺(ほうしょうじ)で今年7月に僧侶になったのは、10歳の男の子だった。
水澤昇彦(みずさわしょうげん)くん、小学4年生。そのきっかけを聞くと「かっこいい、継ぐことしか思っていない」と答えが返ってきた。
実は昇彦くんの父親は保昌寺の住職・智孝(ちこう)さん。父の袈裟姿やお経を読む姿に格好良さを感じ、僧侶になることを決意したという。「自分で決断してくれたので頼もしかった」と父・智孝さんは言う。
今、少子化により僧侶になる人の数は減っているという。智孝さんも複数の寺の住職を兼務している状態だ。そのため、昇彦くんの決断には関係者も歓迎ムードだ。
“仏の道”へ進む昇彦くん、まずは僧侶として仏教の世界に入る最初の儀式「得度式(とくどしき)」に臨む。
曹洞宗(そうとうしゅう)では、10歳から行うことができる。得度式に向け、昇彦くんは地道に練習を重ねてきた。自宅の風呂場の壁を見ると、式で読む文句の言葉が貼られていた。
式の前日。夕食では昇彦くんの大好物“ギョウザ”が並んだが箸が進まない。僧侶になると決断したものの、明日に迫った得度式に緊張を隠せないでいた。
その姿を前に母・真伊さんは「昔だったら親元から離れて寺に入る儀式の日なので、母としての仕事が今日で終わりのつもり」とその胸の内を語ってくれた。
そして迎えた「得度式」の日、あまり眠れなかったという昇彦くんは、式の前に「ある場所」に向かう。僧侶になる決意を表すための「準備」をするのである。
一体どこへ向かうのだろうか?
昇彦くんが僧侶になる瞬間が近づいてきた。
※詳しくは動画をご覧ください。(2023年10月11日放送「news every.」より)