九大大橋キャンパスの建物が国の登録有形文化財に 旧 大學湯は福岡市の銭湯建築として初めての登録へ
九州大学関連の歴史的な建造物が、国の登録有形文化財になる見通しとなりました。
福岡市南区にある旧 九州芸術工科大学の環境画像棟など5棟は、現代建築の巨匠香山寿夫氏が設計し、1970年に作られました。現在も、九州大学芸術工学部の校舎として使用されています。
建物と広場の空間構成に加え、打ち放しのコンクリートやガラスブロックで造られた幾何学的デザインは、後の建物の規範となったとして評価されました。
また、福岡市東区の「旧 大學湯(だいがくゆ)」は、昭和初期の洋風な外観などが評価され、国の登録有形文化財になる見通しです。1932年に建築された木造平屋建ての旧 銭湯で、2012年に廃業後も保存・維持されています。
福岡市で銭湯建築が国の登録有形文化財に登録されるのは初めてです。
旧大學湯は来年1月18日に、九州大学の大橋キャンパスはことし12月5日に、現地見学会が行われる予定です。