「わいせつ行為」「警察官にケガ」自衛官2人を懲戒処分 福岡県内の陸自駐屯地

福岡県内の陸上自衛隊の駐屯地の自衛官2人が、わいせつ行為や警察官にケガをさせた行為で懲戒処分を受けました。
18日付で懲戒免職となったのは、陸上自衛隊小倉駐屯地の24歳の男性陸士長です。
小倉駐屯地などによりますと、陸士長は2024年12月、福岡県朝倉市の自宅で20代の女性に抱きついた不同意わいせつ未遂の疑いで逮捕され、その後、起訴されていました。
陸士長は2022年3月にも、駐屯地内で人に抱きつくわいせつな行為をしていたということです、
陸士長が所属する第40普通科連隊部隊長の佐藤靖倫1等陸佐は「本事件を深く受け止め、二度とこのようなことを起こさぬよう教育指導を徹底し再発防止に努めてまいります」としています。
また、陸上自衛隊前川原駐屯地では18日、23歳の男性陸曹長が停職4か月の懲戒処分を受けました。
幹部候補生だった2024年7月、福岡県久留米市の路上で男性警察官を押し倒すなどして全治およそ2週間のケガをさせたということです。当時、陸曹長は公務執行妨害の疑いで逮捕されましたが、その後、不起訴処分となっています。
駐屯地の聞き取りに対し「職務質問をしようとした警察官を振り払おうと思い、押し倒してしまった」などと話しているということです。
前川原駐屯地司令の吉川徳等陸将補は「今後、隊員の服務指導をさらに徹底し、再発防止に努めてまいります」としています。