備蓄米の業者への引き渡し始まる 江藤農水相「需給安定に期待」
高値が続くコメ価格を落ち着かせるため放出された備蓄米について、18日から業者への引き渡しが始まりました。
政府の備蓄米倉庫から運び出されたのは、全国農業協同組合連合会=「JA全農」が落札した備蓄米の一部で、2024年産のコメ、計12トンです。
引き渡された備蓄米は埼玉県内の精米工場へと運ばれ、早ければ今月下旬から店頭に並ぶ見通しです。
業者へ備蓄米の引き渡しが始まったことを受け、江藤農水相はその効果に期待感を示しました。
江藤農水相
「いよいよ卸にお米が渡ります。そして店頭にも並びます。需給が安定し流通が正常化して落ち着きを取り戻すことを期待している」
農水省は、放出を決めていた21万トンのうち、落札されなかったものと残り6万トンを合わせた、計7万トンの備蓄米を今週中にも追加放出する方針です。
最終更新日:2025年3月18日 12:07