“厳しい指導”から“楽しい指導”へ激変した少年野球クラブの監督 その練習内容とは?
滋賀県の多賀少年野球クラブ。ここ5年で2度、全国大会を制覇した強豪。 園児から小学6年生まで115人が在籍していて、中には県外から通う子も。
このチームの監督を務めるのが、辻正人(つじ・まさと)さん。 その練習をのぞいてみると、最初に行っていたのは、“転がる球を走って捕る“、というもの。
一般的なチームでは練習の最初に行う“ランニング”だが、 「ただ走るだけでは面白くない」と、ボールを転がして競争しながら走るようにした。
かなりの運動量、子どもたちは走っているが、“ランニング”をしているとは思っていないそう。
監督が常に心掛けているのが“楽しい野球”。子どもたちが、思わずやりたくなるように練習を工夫している。
さらに、強さの秘けつはもう1つ。“子どもたち自らが考える野球”。
「ワンアウト3塁」の状況をつくるにはどうしたらいいか、子どもたちに問いかける。
子どもたちから出てくるアイデアを監督が褒め、みんなで拍手! すると子どもたちは、様々な状況を次々とシミュレーションするようになるという。
“楽しく考えさせる指導”で強豪チームを作り上げた、辻監督。 しかし、かつては怒りにまかせて怒鳴るなど、自分が学生時代に受けた厳しい指導をそのまま行っていた。
そんな監督の指導が変わったのは6年前。 きっかけは、保護者からのアンケートだった。
※詳しくは動画をご覧ください。(2023年6月26日放送「news every.」より)