ライフセーバーと子どもたちが冬の海で学ぶ“命を守る”合宿弘竜太郎アナウンサー取材!
実は、夏だけでなく冬も釣りやマリンスポーツを楽しむ人たちが流されてしまう事故があり、注意が必要な季節なんです。そこで、日本ライフセービング協会では、マリンスポーツなどを通じて命を守るための様々な方法を教える合宿をしていました。弘竜太郎アナウンサーの取材です。
訪れたのは千葉県の館山市。真冬の海合宿に参加したのは、24人の児童と9人の高校生ライフセーバーたち。でも、どうして冬の海で行うのでしょうか?
日本ライフセービング協会 副理事長・松本貴行さん
「ライフセーバーは夏が一番の繁忙期ですから、いろいろな海を経験してもらうことも大事じゃないかなと思って」
冬の時期だからこそ、手厚く教えることができると言います。早速、ウエットスーツに着替えて海に向かいます
弘竜太郎アナウンサー
「さぁ!子どもたちと一緒にわたしも着替えました。これから一緒に海に行きたいと思います。がんばろうね」
弘アナが子どもたちと体験するのは、スタンドアップパドルボード、通称サップ。子どもたちは、ライフジャケットを着用して、命を守る大切さも学びます。高校生ライフセーバーと二人一組でサップに挑戦する子どもたち。コツをすぐつかんだのか、上手に乗りこなしています。弘アナウンサーも負けじとチャレンジ!スタンドアップというだけに、ボードの上で立つことに挑戦しますが…うまく立ち上がることができずに冬の海へ。
弘竜太郎アナウンサー
「めちゃくちゃ悔しい、でもめちゃくちゃ楽しいです。全然寒くないです。冬の海でも楽しめます。どうしても立ちたい」
子どもたちの反応は。
弘竜太郎アナウンサー
「どう?海は」
参加した男子児童
「たのしい」
参加した女子児童
「大好き!たのしい」
ライフセーバーから学んだことについては…
参加した女子児童
「ライフジャケットを着た方がいいっていうのを学びました。もしボードに乗っていて落ちたら溺れて死んじゃう可能性もあるから」
海での実践を通して、命を守る大切さを学んでいるようです。一方、子どもたちを教えている高校生ライフセーバーたちは、前年の5月に、子どもたちに指導できる資格を取ったばかり。若いライフセーバーにとってはこの合宿が実践の場でもあります。
高校生ライフセーバー
「サポートする側ってすごく大変なことも多いと思うんですけど、それ以上に子どもたちの笑顔が喜びになります」
海での体験を終えて夕食後、今度は、心肺蘇生の授業を開始。確認事項や注意点を講師に聞いてから、高校生ライフセーバーが実演します。続いて、子どもたちも一人ずつ交代しながら、心臓マッサージを行います。授業終了後、子どもたちに感想を聞くと。
参加した女子児童
「いざ倒れている人がいても、これを覚えていれば人を助けられるからよかった」
参加した女子児童
「人を助けるための大切さを知れて、とてもいい勉強になった。ちゃんと自分としてのいい行動をできたらいいな」
“命を守る大切さ”冬の海合宿を通じて、子どもたちに伝わったようです。