第100回箱根駅伝注目校を取材目指せ“てっぺん”! 強豪・國學院大學に密着取材!
2024年で100回目を迎える箱根駅伝。レース当日の実況を担当する伊藤大海アナが取材したのは、近年、勢いのある強豪校、國學院大學でした。気になる選手やチームの躍進の秘密を探ってきました。
伊藤大海アナウンサー
「近年、非常に勢いがある國學院大學。きょうはなんと練習を取材させていただくということで、さっそく行ってまいります」
寮の玄関に入り、まず目にとまったのはシーズンのスローガン“てっぺん”の文字。
國學院大學は、2019年に大学駅伝のひとつ、第31回出雲駅伝を制覇。そして、2020年の箱根駅伝ではチーム最高順位の総合3位に輝いた強豪校です。そして2023年の箱根駅伝の結果は総合4位と、優勝まで見える位置まできています。着実に実績を積み上げてきた國學院大學チーム、今一番欲しいのは当然箱根駅伝のてっぺん!
伊藤アナが取材した日の練習前のミーティングでも、緊張感が漂っていました。
國學院大學 陸上競技部前田康弘監督
「ここからのコンディションの向上を狙える土台づくりをしているというところ。箱根組は」
練習は、寮からほど近い多摩川の河川敷で行われました。箱根駅伝の1区間の距離は、大学駅伝の中でも最長の20km以上。練習でも本番を想定して20km走ります。
現在、國學院大學のエースがこちらの3人。キャプテン伊地知賢造選手(4年)、平林清澄選手(3年)、山本歩夢選手(3年)。國學院の3本柱と言われています。
中でも“てっぺん”に強くこだわっているのが伊地知選手。前回の箱根駅伝では、直前にケガをして箱根駅伝当日に走ることはできたものの、区間7位と納得のいく結果を残せませんでした。
國學院大學 陸上競技部伊地知賢造選手(4年)
「より一層優勝したいという気持ちが強くなって、そこに向かって一直線に走ってるところ。また自分中心にチームづくりをしっかりして優勝していけるチームを作っていきたい」
今回のチームの特徴について、前田監督にうかがいました。
國學院大學 陸上競技部前田康弘監督
「アベレージの高い選手が多くいるっていうところだと思いますので、普通よりもレベルが高いというか、水準以上の選手がそろっているという形のチームだと思います」
3・4年生だけでなく、1・2年生の層も厚いため、チーム力が高いといいます。一年生の吉田蔵之介選手も、その一人。11月に行われたハーフマラソンの大会で、自己ベストを出し、箱根駅伝を走れる16人の内の一人としてエントリーされました。
國學院大學 陸上競技部吉田蔵之介選手(1年)
「1年生ですけど、上の先輩とかに立ち向かっていく姿勢で走っていけたらなと思っています」
闘志みなぎる吉田選手、実はOha!4のテーマソングを歌っているケツメイシの大蔵さんの息子です。父親譲りのガッツで活躍が期待されています。
注目の選手は、まだまだいます。一年生の時から箱根を走った主力選手の青木瑠郁選手と上原琉翔選手。そして、今回箱根にエントリーされた鎌田匠馬選手の2年生選手たちです。
“てっぺん”を目指す3人の思いを聞いてみました。
國學院大學 陸上競技部青木瑠郁選手(2年)
「スカウトの時、前田監督に國學院大學の箱根駅伝の初優勝メンバーになろう。てっぺんというところを取りにいけるんじゃないかなと」
國學院大學 陸上競技部鎌田匠馬選手(2年)
「(箱根駅伝に)出たいと思って、ずっとやってきた。本番では区間賞を取って、しっかりチームの優勝に貢献できるようにしていきたい」
國學院大學 陸上競技部上原琉翔選手(2年)
「粘りっていうのが自分の持ち味だと思う。誰よりも粘り強く根性強いっていうのが自分の持ち味だと思います」
悲願の箱根駅伝の“てっぺん”へ! チーム一丸となって戦う姿に注目です。