カレー1食あたりの費用が過去最高値…500円以下の『朝カレー』そば店の定食も
1月22日は『カレーの日』。43年前、栄養士の団体がカレーを学校給食のメニューとして提供していくことを決めた日なんだそうなんです。そこでワンコインで食べられるお得な“朝カレー”を取材し、安く提供できるワケを探りました。
後藤楽々キャスター
「おいしい朝ごはんが食べた~い!と、いうことで、今日はこの500円で食べられる朝カレーを探してきます」
午前7時。朝カレーが人気と聞いて、後藤楽々キャスターがまずやってきたのは、そば店。
後藤楽々キャスター
「ありました。500円朝定食で朝カレー定食」
お店をのぞくと確かにいました、カレーを食べるお客さん!カレーを出すそば店は数多くありますが、こちらではカレー目当てに来る人も多いそうで…
お客さん
「おそばやさんで食べられるとは思えないぐらいスパイシー」
「500円とは思えないクオリティー」
朝カレー定食500円。カレーには本格的なスパイスが10種類以上!そこにそばつゆを合わせてお店ならではの味わいにしているそう。ひと口食べてビックリ!
後藤楽々キャスター
「おいしい!あらま!スパイスの味、パンチがあるのですが後からダシの甘さが追いかけてきて、奥深い!これ本格的!です。飲めちゃう」
よもだそば有楽町店 店長 戸崎充さん
「何回も試作を重ねて、最終的にこれにたどり着いた」
元々、お店のオーナーが“そば業界で生き残るべくカレーを売りにしよう”とさまざまなカレー店を巡り、試行錯誤したそう。鶏の手羽元やトマト缶、ヨーグルトなども使い、奥深い味わいに仕上げているそうです。カレーは毎日、お店で仕込んでいるといいます。
後藤楽々キャスター
「このボリュームで500円ってなかなかないと思う」
よもだそば有楽町店 店長 戸崎充さん
「朝版はサービスで、価格を抑えている」
セルフサービスのそば店だからこそ、この価格が維持できているそうです。
今月、帝国データバンクが発表した調査によると家庭で作るカレーライスの費用は特に具材や米の値段が上昇。1食あたり377円で、ここ5年で100円以上も上がっているんです。
そんな中、飲食店で500円以下という激安朝カレーを発見。御茶ノ水駅すぐの商業施設には、カレー激戦区・神田に本店をもつ名店が。
後藤楽々キャスター
「ありましたよ。今日も元気に朝カレー。しかも値段、450円。安い!」
豆と野菜のカレー「サンバル」。インド料理のサンバルとは南インドの定番料理として知られ、朝食としてもよく食べられるといいます。
後藤楽々キャスター
「野菜の甘みがしみ出しています、このカレーに。大根とかナスとかが入っているので野菜も朝からとれてうれしい。結構ちゃんと辛いです。HOTな感じですね」
エチオピアカリーキッチン 御茶ノ水ソラシティ店 店長 中西康成さん
「朝ですし、軽く食べてお仕事に行ってもらえるように作った。コストはギリギリでやっています」
実は、サンバルはお肉を一切使わないため、コストを抑えられて、かつあっさりとした味わいに仕上がり、朝にぴったりだそうです。
さらに、おうちのカレーがおいしくなるというアイデアを教えてもらいました。輸入食品の販売店などでも買えるというタマリンドです。インドでは果実をペーストにして料理によく使うそうでスタッフが味見させてもらうと。
スタッフ
「あっ、酸っぱい!」
カレーに少し加えるだけで、味に深みが出るということです。
(1月22日放送『Oha!4 NEWS LIVE』より)