【なるほどッ!】どう過ごす? 今年のクリスマス イブも当日も平日、物価高でケーキも…
『news every.』の森圭介キャスターがニュースの「なるほどッ!」な情報をお伝えする「なるほどッ!」のコーナー。14日のテーマは「変わるクリスマスの過ごし方」です。
◇
森圭介キャスター
「日本でイルミネーションが始まったのは、明治時代とされています。日本イルミネーション協会によると、一気に広まったのは昭和30年代ごろだそうです。いまから60~70年前には広まり始めたということです」
「今年のクリスマスは、イブも当日も平日の『平日クリスマス』。4年ぶりのことですが、今年の過ごし方に影響しているようです」
森キャスター
「ファミリーマートが実施した『クリスマスに関する意識調査』によると、去年のクリスマスの過ごし方で約半数を占めていたのは、『自宅でクリスマスディナー』でした。一方で今年は『普段と変わらずに過ごす』という人が半数以上を占める結果になりました。平日ということもあり、このような調査結果になったということです」
森キャスター
「クリスマスは世相を表す側面もありますが、今年はやはり『物価高』の影響です。調査結果では、影響が『ある』と答えた人が67.6%になりました、また、自宅でクリスマスの食事にかける予算は『5000円未満』が約6割を占め、支出を控える傾向になっています」
森キャスター
「そして今年のクリスマスケーキにも、物価高が影響しています。ケーキ専門の通販サイト『Cake.jp』によると、今年は『家計お助け』『食べきりサイズ』がトレンド予測だということです。そして、家計を助けるために、価格帯は3000円前後に抑えたケーキがよく出ているそうです」
「また、今年のクリスマスは平日のため、家族や恋人と少人数で食べきれる小さめサイズが人気になりそうだということです」
森キャスター
「ここで、日本におけるクリスマスの今昔を振り返ります」
「明治時代の子ども向けの教材に出てくる挿絵が、日本の物語に初めて登場するサンタクロースだといわれています。手にはツリーを持っていますが、真っ赤なお鼻のトナカイさんではなく、ロバがお供しています。ただ、なぜロバだったのか調べましたが、分かりませんでした。明治時代は、トナカイが珍しかったのかもしれません」
森キャスター
「高度経済成長期、昭和33年のクリスマスの映像に映るのは、プレゼントを買い求める人々の様子。いま以上に活気を感じます。そして平成2年のバブル期のクリスマスの映像には、男性が女性に贈るアクセサリーを買い求める姿がありました」
「クリスマスは、時代を映す鏡になります。今年は物価高で平日ということもあり、おとなしく過ごすことになるのかもしれませんね」