【ストップ!飲酒運転】大学生が「アルコールインターロック」を学ぶ 事故で息子を亡くした山本美也子さんも必要性を訴え 福岡
なくならない飲酒運転に対し、福岡市の大学で14日、学生たちに具体的な対策を考えてもらおうという講義が行われました。
福岡市東区の九州産業大学で学生たちが学んでいたのは、飲酒運転を未然に防ぐことができるとされる、アルコールインターロックについてです。
これは、車に取り付けて運転前のドライバーに呼気検査を行うもので、酒を飲んだ状態などアルコールが検出されるとエンジンがかかりません。
講義ではアルコールインターロックを例に、飲酒運転をなくすための具体的な対策などを考える課題が出されました。
■講義を受けた学生
「運転手の心に訴えかけることが大事だと思いました。家族の声とか写真とか(運転中に)視界に入ったりすれば、気をつける心がけにつながるのかなと思います。」
講義には、13年前に飲酒運転の車にはねられ高校生だった息子を亡くし、アルコールインターロックの必要性を訴える山本美也子さんも参加しました。
■山本美也子さん
「毎日どうにかしなければと思いますし、飲酒運転ゼロを世界よりもいち早く日本が現実にできたらすごいなと思う。」
福岡県内では10月末までに飲酒運転による事故が82件起きていて、去年の同じ時期より12件増えています。