1年の幸運願い 筥崎宮で木製の玉を奪い合う神事「玉せせり」 福岡市東区
1年の幸運を願って木製の玉を奪い合う神事「玉せせり」が福岡市の筥崎宮で行われました。
樋口淳哉記者「新春の神事を見ようと集まったのはおよそ5万人。勢い水を浴びながら男たちが玉を境内に運んでいます」
福岡市東区の筥崎宮で行われた「玉せせり」は競り子と呼ばれる男たちが重さおよそ8キロの木製の玉を奪い合いながら奉納する正月恒例の神事です。
玉に触れると、災いを逃れ幸運を授かると伝えられていて締め込み姿の競り子が玉を奪い合いました。
競り子は陸組と浜組に分かれていて陸(おか)組が玉を奉納すれば豊作に、浜組が納めれば豊漁になると言われています。
ことし、奉納したのは、陸組でした。
訪れた人「寒いのに、あの姿で水を浴びながら元気に声を出していて、力をもらえる気がした」
訪れた人「勇ましくて男らしくて、この子に将来担がせたいなと思いました」
競り子「スッキリしました。ことし1年楽しくなるようにしていきたいと思います」
筥崎宮には三が日でおよそ50万人が訪れたということです。