【幻想的】天草の海に沈む夕日が灯台と重なる「キャンドル夕日」さらに「だるま夕日」も
3日午後5時過ぎの天草市天草町。東シナ海にゆっくりと沈んでいく太陽が空をオレンジ色に染めています。午後5時20分頃には太陽は水平線に向かって沈み、徐々に灯台に近付いていきます。そして灯台に重なり、ろうそくに火を灯したような「キャンドル夕日」が見られました。夕日のショーはこれだけでは終わりません。
約2分後には、秋から冬にみられる蜃気楼の一種、「だるま夕日」の姿も。「だるま夕日」は大気と海面付近の温度差で光が屈折して起こる現象で、水平線に沈む様子が
「だるま」のように見えるものです。民間の気象会社ウェザーニューズによりますと、「だるま夕日」が見られた天草町に近い天草市牛深の3日午後5時20分の気温は21.9℃で、海面水温より3℃ほど低くなるなど蜃気楼が起こりやすい状況だったということです。
■熊本市からの男性
「本当に感動しました。また来年も来たいと思います」
撮影したカメラマンによりますと、「だるま夕日」が見えたのはわずか1分ほどの間だったということです。