科学の知識を生かし、独創的な作品を生み出す現代美術家の中村元風さんの作品展が、金沢市で始まりました。

現代美術家で科学者でもある中村元風さんは、世界中から集めた鉱物や金属を組み合わせて化学反応させることで、実現不可能と言われた深紅の釉薬を生み出し、これまでにない独創的な作品を制作してきました。

志賀町出身の中村さんは、いまだ復興にほど遠い被災地を少しでも後押ししたいと、今回の展覧会を開催。

約100点の展示作品が並ぶ中、連作「Noto」には、被災地の絶望から復興、そして希望の未来へ向かう道のりが描かれています。

中村 元風 さん：
「輝いたものを見るととても元気が湧く。元気になってもらいたいのが一番の思いです」

中村元風展は3月3日まで開かれ、作品の売り上げの一部は被災地に寄付されるということです。