2月のバレンタインデーを前に、本格的な商戦が始まった。

今年は、原料となるカカオの価格が上がっていることから、チョコレートの割合を減らし価格を抑えたお菓子が増えているという。

ハートの形をした真っ赤なチョコレートに、絵画をあしらいパッケージでも個性を演出するチョコレート。

仙台市の百貨店「藤崎」で、30日から始まったチョコレートのイベントには、80ブランドが集められた。

今回初めて登場したのは、中国のコスメブランドとのコラボレーションチョコ。
数量限定で、事前に配布した30日販売分の整理券はすぐに無くなったという。

森尾絵美里アナウンサー・リポート
「会場は多くのお客さんでにぎわっていますが、今年はチョコだけでなく“チョコを使ったお菓子”も増えているということです」

藤崎によると、原料となるカカオ豆の高騰によりチョコレートの価格は去年よりも10％～20％ほど値上がり。
そのため、価格が抑えられる「チョコレートをかけたお菓子」や焼き菓子などを増やしたそうだ。

藤崎・菓子のバイヤー　千葉奈美さん
「カカオショックということで、チョコレートの価格が上がっておりますので、スイーツの分野を増やすことによって、よりお客様に身近にスイーツを購入していただきたいと思いまして」

とはいえ、価格が上がったとしても、変わらずこの時期を楽しみにしている人は多いよう。

客
「いつも売り切れちゃうので、今年は良かったです。買えました、1年（かけて）ゆっくり食べます」

そして、今年も「誰かにあげる」というよりはー。

客
「（ Qこれはどなたに？）自分用です。“女子の祭典”みたいな感じ。あげるよりは自分用と友達用みたいな感じですかね」

”自分用”に選ぶ人が多いということで、藤崎では今年の平均購入金額を1万8千円と見込んでいるそうだ。

イベントは、バレンタインデー当日の2月14日まで開かれている。