<お正月に向けて>“モチ”づくり最盛期 「杵でついているのでコシが強く煮崩れしない」(宮城・栗原市)
宮城・栗原市のモチ店では、需要が高まる正月に向けて杵でついたモチづくりが最盛期を迎えている。
栗原市栗駒の吉尾ファームでは、35年ほど前からモチの製造・販売をしていて、正月を控えたこの時期は連日600キロのモチづくりに追われている。
原料には、地元で生産された「みやこがねもち」が使われ、専用のせいろで蒸した後、杵のついた餅つき機に入れられる。
つきあがったモチは、プレス機で圧縮し貯蔵庫で一晩ほど寝かせ切り分けて袋詰めされる。
杵でついたモチは、粘りやコシが強くなるという。
吉尾ファーム・吉尾寛さん
「モチに関しては、年間の9割がこの時期に集中しています。うちのモチは杵でついていますので、コシが強く汁物に入れても煮崩れしないのが特徴です」
年内の作業は、12月30日まで続けられ仙台市内を中心に全国へ出荷される。