新年を前に 延岡市民に時を告げる 城山の鐘のすす払い
宮崎県延岡市では、市民に「時を告げる鐘」として親しまれている城山の鐘のすす払いが行われ、新年を迎える準備が整いました。
城山の鐘のすす払いは年末の恒例行事で、27日は8代目鐘守の日高康彦さんが午前10時の鐘をついた後、市の職員と共に鐘つき堂のほこりを払い、汚れた鐘を拭き上げました。
また、鐘の響きをよくする反響板の役目を果たす甕に溜まった雨水や落ち葉なども取り除きました。
そして最後に、鐘つき堂の柱や鐘をつく撞木に紅白の布を巻き付けていました。
(8代目鐘守・日高康彦さん)
「毎年恒例なんですが、1年間この鐘にお世話になったので、来年以降もよろしくお願いしますという気持ちです。」
鐘つき堂では、大晦日の午後11時45分から日高さん夫婦や市民が除夜の鐘をつき、新年を迎えます。