去年の総裁選で敗れた、河野太郎氏と小泉進次郎氏――今後も“冷や飯”続くか 「ポスト岸田」への思惑は…?
岸田政権が盤石になればなるほど目立たなくなるのが、自民党の河野太郎氏と小泉進次郎氏です。タッグを組んだ去年の自民党総裁選で敗れ、“冷や飯”が続く中、「ポスト岸田」への思惑は…?
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自民党の小泉進次郎議員が駆けつければ、どこもかしこも人だかり。その人気は抜群です。
有権者「小泉さん、こっち向いてー!」
それでも党内からは、「存在感が薄くなった」との指摘があります。
小泉議員は、今の「立場」をどう受け止めているのでしょうか?
――“冷や飯”を食っているんじゃないかと?
小泉議員「当然ですよね。だって総裁選の時に、今の総理である岸田総理を支持した立場ではないんですから」
岸田総理が勝つほど、“冷や飯”は続くのでしょうか? 今、できることとは?
小泉議員「政策の練り上げ、そして仲間作り」
同世代の仲間の応援へ駆けつけます。
小泉議員「友人としても、政策も、一緒に歩んでいる朝日健太郎さん」
将来を見据えた「足場固め」。
――総裁選に出るっていう、いつかは覚悟を?
小泉議員「それを…そうなってもらいたいという、国民の皆さんの信頼。そういった思いを与えていただけるような政治家でいられるかどうか」
“冷や飯”を糧に!
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一方、河野太郎氏は広報本部長として、全国へ。
欠かさなかったのが…。
記者「河野さん、携帯をずっといじっています」
ツイッタ-投稿をかかさない河野氏。フォロワー数245万人超え。発信力は健在です。
その一方で、大物らしからぬ姿も。新人候補の応援では“雑用”もこなしていました。
河野広報本部長「上がっちゃおう! 上がっちゃおう!」「えりさん(新人候補)上がって!…マイク!」
そんな河野氏に対し、有権者からは…。
有権者「総理大臣になってください!」
河野広報本部長「はい」
2年後の総裁選が“ラストチャンス”との声も。河野氏の周辺からは、「河野さんとは“岸田政権が安泰になったら2年半から3年は我慢して総理を目指さないといけない”と話している」との声も聞かれます。
「我慢」が続く2人の今後は…?