「ＪＡグループ」の政治団体で自民党の有力な支持団体だった全国農業者農政運動組織連盟（＝全国農政連）は２３日、総会を開き、今年夏の参議院議員選挙の比例代表で自民党候補を推薦せず、自主投票とすることを決めた。野党・自民党にとってはまた一つ大きな痛手となる。

　２３日の総会で、参院選の比例代表ではどの党の候補も推薦せず、自主投票とすることが決まった。参院選で全国農政連は設立以来２０年以上、自民党の比例代表候補を推薦していた。しかし、今回、自民党から推薦を求められた候補は地元の支持を固められていないことなどから自主投票とした。また、都道府県ごとの選挙区については各県連の判断で個別に推薦を決めるという。