鳩山邦夫氏の離党届を受理 除名処分はせず
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先週、自民党に離党届を出し、新党結成に向けた動きを始めている鳩山邦夫元総務相への対応について、自民党は24日、党紀委員会を開き、除名処分にはせず、離党届を受理することを決めた。
党紀委員会の決定を受けて記者会見した鳩山氏は「反党的な行動はしていないつもりだったので、どうかなと思っていた。心配していたが、離党(届)を受理するという形の温情ある処理の仕方となったことは、ありがたかったと感謝している。(Q新党についての状況は?)依然、イバラのトンネルの中を歩いているが、必ず良い方向に進んでいけると信じている」と述べた。
党紀委員会では、「新しい党をつくるというのは反党的行為だ」「今回で離党は2回目だ」などとして、除名を求める意見も出た。しかし、鳩山氏の地元の自民党福岡県連が夏の参議院議員選挙への影響を配慮して穏便な処分を求めたことなどから、離党届を受理することになった。
これに対して自民党内では「当然、除名すべきだ。谷垣禎一総裁の優柔不断さが出た」などと批判の声も出ている。
今後の活動について、鳩山氏は「民主党政権打倒に向けて、自民党と連携していくことは十分あり得る」と強調したが、新党構想には依然、同調者はおらず、見通しは立っていない。