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郵政改革法案が衆院を通過

2010年6月1日 1:45
郵政改革法案が衆院を通過

 小泉元首相時代の民営化路線を転換する郵政改革法案が5月31日夜遅く、衆議院を通過した。法案は今国会で成立する見通し。

 「日本郵政」グループの組織を3社に再編することや「ゆうちょ銀行」の預入限度額を2000万円に引き上げることなどを柱とする郵政改革法案が5月31日夜遅く、衆院本会議で与党などの賛成多数で可決した。連立政権を離脱した社民党もこの法案には賛成で、今国会で成立する見通し。

 法案をめぐっては、先週、委員会審議をわずか6時間で打ち切るなど与党の強引な国会運営に野党側が反発。本会議を開かないよう横路衆議院議長に求めていた。

 自民党など野党は、横路議長が与党に偏った国会運営をしているとして、1日午前に議長の不信任案を提出する予定。