仙谷官房長官、本来の姿にカエル気がある?
国会は冒頭から激しい論戦!焦点はやっぱり尖閣?予算委員会では、自民党・山本参院政審会長が、仙谷官房長官に「官房長官に聞いていません。陰の総理に聞いていません。表の総理に聞いているんです」とチクリ。焦点はセンカクじゃなくて?…えっ、『センゴク』?
菅首相の代わりに答弁席に出てきた仙谷官房長官に「(答弁するのは)総理大臣じゃないの?」「仙谷さんが総理大臣なんですか?」と激しく抗議するのは自民党・河野太郎議員。質問してないのに出てくるのはなぜか仙谷官房長官、聞いていないのに答えるのも仙谷官房長官!『陰の総理』な~んて言われて、今や『仙谷内閣』ってイヤミまで飛び出してます!
予算委員会での野党の質問は、尖閣問題に端を発した政府の外交姿勢に集中。自民党・石原幹事長は「また、ここでの弱腰外交か、軟弱外交かと思われかねない」と厳しく指摘します。ここで仙谷官房長官が登場、もちろん、だまっちゃいられません!さあ、なんと答えるのでしょうか!?
「弱腰、弱腰とこうおっしゃるけど…」―仙谷官房長官が続けます。「柳腰という、したたかで強い腰の入れ方もある!」…なんと!“柳腰外交”ときましたか!いや~、こりゃ座布団1枚だなぁ~!と自画自賛してたりして?!
すると翌日…今度は自民党・鴨下一郎議員が登場。「柳腰と言う言葉を私は辞書で調べました」と自信たっぷりに反撃開始!?さてその意味は…「細くしなやかな腰、多くは『美人』のたとえ!」って、イヤーン!美人ですか?
鴨下議員はさらに続けます。「訂正した方がいいんじゃないですか。いろいろなところで笑い者になっているんですよ。『仙谷オネエ』がこういうようなことをいったと」…もう、困りますねえ!『陰の総理』、そして『仙谷内閣』の次は、『仙谷オネエ』ですって!
その仙谷官房長官ですが「私は女性ほど強いものはないと思ってますし」「したたかにしなやかに対応していると」と会見で『柳腰外交』の意味を弁明。目指すはまさに『柳腰』。「したたか」「しなやか」だそうですが…やっぱり行き着くイメージは『仙谷オネエ』?イヤーン!
でも、仙谷官房長官の国会答弁はそんなに“しなやか”ではないようです。自民党・山本一太参院政審会長が「この時期に中国が(フジタの)4名を拘束したんだったら、(中国の)報復措置の可能性があるってなんでいわないのですか」と追及すると、仙谷官房長官は「先ほどから山本先生の質問を聞いていますとね、この新聞記事を本当かどうかなんていう国会質問は聞いたことない!」と反論。これには山本参院政審会長も大激怒。「(過去に新聞記事を使った質問は)あります、あります!いい加減なこと言うなよ!調べるよ!いい加減なこと言うな、官房長官!!」と猛反発し、審議はストップしてしまいました。…そう、報道された内容を確認して、真偽を質す、これって野党の十八番。民主党だってやってましたよねぇ~。
翌日の会見で山本参院政審会長は「どう猛で肉食系の参院自民党にしたい」ときっぱり宣言してました。そうです、自民党は、オネエだの、柳腰だのとは違って肉食系で攻めるんだそうです!そんな“肉食系”山本参院政審会長が何やらゴソゴソ…「今日ヒマだったんで、画用紙に書いてきました!」と取り出したのは1枚のフリップ。「今日の一言はですね、『戦う参議院』」。手書きのフリップに大書された文字に一同大爆笑、準備いいですね~。
さらにこの“肉食系”攻撃は続きます。「内閣の官房長官依存度、これはおそらく、歴代内閣の中でも、類を見ないほど大きいんじゃないかと思います」「そこで、時間があったんで、また画用紙に書いてきました」…さて今度はなに?期待しちゃいますよ。「仙谷長官は『菅防長官』!」…「菅」首相を「防」衛する「長官」!それにしてもこのフリップ、まさに肉食系自民党の新兵器になりそうです!
「テレビよりは怖くないと言われます政調会長の石破でございます」―自民党・石破政調会長が応援するのは丸川珠代議員。もしかして、こちらの方も肉食系?いやいや、石破政調会長がそんな丸川議員を紹介します。「何とかガールズとは全然違うのでありまして…」―そう、民主党の『小沢ガールズ』とは違うと言いたいようです。「一時期、政界キャンディーズというのがありまして…」―ん?これって、以前、自民党で小池百合子現総務会長、猪口邦子議員、佐藤ゆかり議員が結成したトリオの名前でしたよね。「これは増えた方がいいですね、モーニング娘。くらい増えたらいいな」―と、話はどんどん加速していきます。「やがては丸川さんみたいな人がAKBくらいに増えてくると嬉しいなと」…まさか?丸川議員のような女性が48人も?!『私たち!TMY(TAMAYO=タマヨ)48!でーす!!』なんてことになったりして?
「メガネだろうとプラスの評価をいただいたら、それなりに嬉しいかな」…さて18日、仙谷オネエ、失礼、仙谷官房長官がなんと、メガネベストドレッサー賞を受賞したんです!やるじゃないですかぁ!ある日の会見でも、こんなもの見つけましたよ!仙谷官房長官がかわいらしいバッジを付けていたんです。よ~く見るとカエルの顔が…そう、内閣府の「カエル!ジャパン」キャンペーンのシンボルマークだったんです。仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現に向けて仕事のやり方を変えようと訴えるこの内閣府の取り組み。それならば、今日から仙谷官房長官も仕事のやり方を『カエル!ジャパン!?』
さて、その仙谷官房長官の国会答弁について、参議院決算委員会・鶴保委員長は「国務大臣としての品位を汚すことなく、真摯かつ適切な答弁に務めることを強く臨みます」と異例の注意。いろいろと奔放な(?)答弁を続けてきた仙谷官房長官、ついに注意されちゃいました。それでも仙谷オネエ…失礼、陰の総理な~んて言われる仕事のやり方を仙谷官房長官が“カエル”ことはしばらくなさそうであります…。