参院民主中心に仙谷官房長官の交代論強まる
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菅首相が通常国会前に検討している内閣改造について、民主党内では仙谷官房長官の交代論が強まっていて、菅首相の判断が焦点となっている。
民主党内では、問責決議が可決した参議院側を中心に、仙谷長官の交代は避けられないとの声が強まっている。これは、野党側が、仙谷長官が続投した場合は通常国会での審議に応じない構えを崩していないため。民主党内では、仙谷長官を党の要職に就けて、官房長官の後任には、菅グループの重鎮・江田前参議院議長や玄葉国家戦略相、北沢防衛相らが取りざたされている。
一方、仙谷長官は「問責(決議)をたてに国会全体を審議に応じないと。これは、国民の国会に対するご期待と信頼を、日本の政治あるいは国会自身が失ってしまうことになる」と述べ、審議拒否をちらつかせて辞任を迫る野党の手法には強く反発している。また、首相周辺には、問責決議が可決した閣僚をその都度交代させることに慎重論も根強くある。
民主党・小沢元代表の国会招致とあわせて、通常国会に向けた環境整備をどのように進めるのか。菅首相は正月早々、難しい判断を迫られている。