NNNと読売新聞が行った緊急の世論調査で、石破内閣の支持率は51％でした。2006年の第一次安倍内閣以降で、政権発足時の支持率としては歴代で2番目に低いスタートとなっています。中継です。

支持率の低さについて、自民党議員からは「裏金問題が根強く影響している」との指摘が多く出ています。

また、別のベテラン議員は理由について、石破首相の解散方針が「言行不一致だった」とした上で、「人事も評価されなかったのだろう」と分析しています。また、ある閣僚経験者は「派手に総裁選をやっても、政治とカネの問題には何も前進がなかった」と指摘しています。

こうした状況から、別の閣僚経験者は「支持率があがる要素がないから選挙は厳しい」と話すなど、自民党内では衆院選を不安視する声が出ています。

これに対して野党側は厳しいスタートとなった石破内閣を、さらに厳しく追及する姿勢を見せています。

立憲民主党・野田代表
「発射台としては、ちょっと低いところからのスタートになったのでは。裏金の議員を公認するかしないかも、この数字が維持されるのか下がるのか、重要な分岐点になるように思う」

また、ある立憲幹部は「石破首相は裏金問題について、総裁選期間中と就任後で発言がころころ変わっている。その姿勢が国民にも伝わっているのでは」と分析していました。別の幹部は「裏金議員の選挙区は候補者を一本化したい」と話しています。

野田代表は、日本維新の会の馬場代表らと会談するなど、野党側は衆議院選挙で、この問題を争点化し、攻勢を強めたい考えです。