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首相が子ども園を視察 園児と一緒に給食も

2011年10月15日 0:52
首相が子ども園を視察 園児と一緒に給食も

 幼稚園と保育所の一体化など、子育て支援の拡充を図る一環として、野田首相は14日、横浜市の認定子ども園や子育て支援施設などを視察した。

 野田首相が訪れたのは、幼稚園と保育所が一体となった横浜市の認定子ども園の「三陽幼稚園」と「三陽保育園」。保護者会によると、送り迎えのための駐車スペースがある他、温かい給食を出す点などが働く母親に好評だということで、野田首相は園児らと一緒に机を囲んで給食を食べ、子どもたちとの交流を楽しんだ。

 その後、野田首相は横浜市・林文子市長や子ども園の職員、保護者らと意見交換を行った。幼保一体化や子育て支援の拡充策を盛り込んだ「子ども・子育て新システム」の政策実現に向けて、保護者の体験談などに熱心に耳を傾けていた。

 視察を終えた野田首相は「人生前半の社会保障は重点を置いていきたいと思っている。その中で、『子ども・子育て新システム』の具体化に向けて、これから精力的に議論をやって、来年の通常国会には法案を提出したいと思います」と述べ、子育て支援を具体化していくことにあらためて意欲を示した。