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園児をヒモでつなぐ…県が保育所に改善指導

2015年3月7日 15:00
園児をヒモでつなぐ…県が保育所に改善指導

 大分県別府市の保育所で男性職員が園児を収納スペースに閉じ込めたりヒモでつないだりするなど不適切な行為を繰り返し、県が改善を指導していたことが分かった。

 大分県の行政指導を受けていたのは別府市の認可外保育所。県や保育所によるとこの保育所の30代の男性職員は去年の夏から今年1月にかけて泊まり保育などで預かった2歳から5歳までの園児3人が騒いだ際に収納スペースに閉じ込めたり迷子防止用のヒモでつないだりするなど不適切な行為を繰り返していたという。

 男性職員は「しつけのためだったが指導が行き過ぎた」と話し今年1月末で退職したという。保護者から連絡を受けた県は調査の結果、園児への人権配慮が欠けていたとして保育所に対し今月3日付けで口頭と文書で改善を指導した。

 保育所は「指導を真摯(しんし)に受け止め再発防止に取り組みたい」と話している。