東芝“不正”第三者委が再発防止策を提示へ
東芝が利益を水増ししていた問題で、20日、第三者委員会の調査結果が公表される。経営陣から現場に実現困難な要求が繰り返されていたことが、不正な会計処理につながっていた。
東芝の利益水増しの問題を調査している第三者委員会は20日午後7時に、東芝に調査報告書を提出する。これまでの聞き取り調査やメールの解析で、経営陣から現場に対して、実現困難な業績目標が指示され、目標の未達成を受け入れてもらえない状況が組織的な水増しにつながったことなどがわかっている。
第三者委員会は、チェック機能の働かない東芝の組織形態などに問題があったとして、抜本的な改革など再発防止策を提示する。また、証券取引等監視委員会も本格的な調査に入り、金融庁に課徴金を求めるよう勧告する見通し。