東芝 第三者委の調査結果、20日に公表へ
東芝は、不適切な会計処理の調査結果について来週20日に公表する。会計処理で利益を多く見せるために上乗せされていた額は、営業利益の累計で約1700億円にのぼる見込み。
東芝では、複数の不適切な会計処理が発覚しており、第三者委員会による調査結果が20日に公表される。2009年度から不適切に上乗せされていた額は、営業利益の累計で約1700億円にのぼる見込み。この時期の3代の社長らへの聞き取りで、トップらは、不正を指示した意図はないと説明しているものの、実現困難な業績目標達成への圧力が現場での損失の先送りなどにつながったとみられ、第三者委員会は組織の体質に問題があったとみている。東芝は再発防止策として、監査委員会のトップを社外から起用して経営の監視を強化することなどを検討している。