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東芝トップ3代が不正に関与~第三者委報告

2015年7月21日 17:20
東芝トップ3代が不正に関与~第三者委報告

 東芝の利益水増し問題で不正会計を調査していた第三者委員会が21日午後、報告書の全文を公表した。3代にわたるトップが不正に関与し、組織的に利益が水増しされていた実態が明らかになった。

 21日午後3時半に公表された第三者委員会の報告書全文では、意図的に利益がかさ上げされた原因として、佐々木前社長らによる「Pチャレンジ」と呼ばれる利益の引き上げ要求があったと指摘している。Pとはプレジデント、社長を意味する。佐々木前社長は2012年にチャレンジに対して全く達成していないことから「全くダメ、やり直し」と発言したという。さらに、たった3日で120億円もの利益の上乗せを強く求めたという。

 また、佐々木氏の前、西田社長の時代にも西田氏が「死にものぐるいでやれ」「事業を死守したいなら最低100億円やること。がんばれ」などと、利益の積み上げを求めていたとしている。

 こうした問題を受けて、21日の取締役会で西田相談役、佐々木副会長、田中社長の3人が辞任を表明した。後任の社長は室町正志会長が兼務する。

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