東芝“不正会計” 田中社長きょう会見へ
東芝は21日、「経営トップの関与で組織的に利益がかさ上げされていた」という第三者委員会の報告を受けて、田中社長が会見する。
第三者委員会の報告書は意図的に利益がかさ上げされた原因として、社内で「チャレンジ」と呼ばれる佐々木前社長や田中社長による利益の引き上げ要求があったと指摘している。佐々木前社長や田中社長は、決算の期日が迫っている中で通常のやり方では達成できない利益の引き上げ、「チャレンジ」を求めたという。報告書はまた、東芝には上司の意向に逆らうことができない企業風土が存在し組織的な不正につながったと分析している。
第三者委員会などの調査で判明した東芝の利益のかさ上げは、2008年度から2014年度第3四半期までの税引き前利益の累計で1562億円に上っている。