東芝“内部統制機能せず”第三者委が指摘へ
東芝が利益を水増ししていた問題で、20日夜、第三者委員会の調査結果が公表される。組織の不正などを防止する「内部統制」が機能していなかったことなどを厳しく指摘する見通し。
東芝の利益水増し問題については、第三者委員会による調査で、経営トップからの実現困難な業績目標の指示が現場での損失先送りなど利益の水増しにつながったことがわかっている。トップからの要求にこたえようと、幹部らも部下に無理な利益の実現を求めるなど、組織的な問題があったことが指摘される見通し。
第三者委員会は、東芝では不正を防止するための「内部統制」が機能していなかったことを指摘し、経営を監視する監査委員会のトップに社外取締役を起用するなどの再発防止策の検討を提示する見込み。