×

民主党議員9人が離党届 新党を立ち上げへ

2011年12月28日 15:51
民主党議員9人が離党届 新党を立ち上げへ

 「消費税の増税」などに反対する民主党の衆議院議員9人が28日、離党届を執行部に提出した。年明けに新党を立ち上げる考え。

 離党届を提出した内山晃議員「政権公約を守らないし、国民の生活も守らない、こういった政治を行う党にいることはとてもできない。来年のしかるべき時期までに新党をつくろう。野党として、民主党が正しい方向に行くように、是々非々で対応していきたい」

 9人はいずれも小沢元代表に近く、年明けに新党を立ち上げる考え。輿石幹事長は国会内で内山氏に会ったが、慰留せずに離党を認める意向を伝えた。今回の集団離党を防げなかったことで、今後、党執行部の求心力低下は避けられそうにない。民主党の混迷ぶりが浮き彫りとなっている。

 こうした離党の動きについて、藤村官房長官は「(Q政権への影響は?)影響が出ると決めつけないでいただいて注視していくべきことだと」と述べた。離党議員が出るなど党内の反発が強まる中、野田首相が税と社会保障の一体改革を進めることについて、藤村官房長官は「(首相は)固い決意であることに間違いない」と述べた。