政治資金規正法違反で強制起訴された民主党・小沢元代表が２６日、東京地裁で無罪判決を受けたことに関し、野田内閣の閣僚らは２７日、様々な反応を示している。

　細野環境相「（小沢氏は）この２年、苦しい期間を過ごしたのではないか。非常に大きな区切りだと思う。私は一つの区切りだと受け止めている」

　平野復興相「無罪判決が出たことは、率直に言って本当によかったと思っています」

　また、小沢氏の党員資格停止処分について、前田国交相は「当然、こういう結果ですから、資格停止は解除になると思います。そうなってしかるべきだと思いますね」と述べ、解除すべきとの考えを示した。

　一方で、小沢氏が無罪判決を受けたことで、今後、消費税増税法案に対する民主党内の反対論が再び強まる可能性が高まっていることについて、安住財務相は反対論をけん制した。

　安住財務相「民主党として正規の手続きを踏んで賛成してきているわけだから、私は民主党に所属する議員なら当然、統一行動を取るものだと思う。党が正式に決めたことについて、真逆な反応を取ったらどうなるかは、国会議員はわかって行動しているし」

　小宮山厚労相「だって党内で議論してきて話してきて結論を出しているんですよ。そういう中で何か大きな変化があるというふうには思っていません。（Ｑ議論が逆戻りしてはいけないという認識？）何で逆戻りするんですか」

　玄葉外相は、小沢氏の党員資格停止処分が解除された場合、小沢氏は党の方針に従って消費税増税法案に賛成すべきだとの認識を示した。

　玄葉外相「党員資格停止解除は、常任幹事会できちっと議論していただくことが大事だと思うし、当然、党員になるということは党のルールに従うということだから、消費税も賛成する前提だろうと考えている」