民主党・安住幹事長代行は２０日、１９日の民主・自民・公明３党の党首会談に関連し、衆議院の解散時期について８月に「近いうちに信を問う」と言った野田首相の心境に全く変化はないと述べた。

　安住氏「『（近いうちに）信を問う』と言ったことについても、（野田首相）ご自身がきちっと言っているわけですから、そのことを信じていただく以外ありません」

　安住氏はまた、自民・公明両党が解散時期を明示しなければ臨時国会の審議に応じない考えを示していることについて、「国民生活を事実上、人質に取っている」とけん制した。

　「『悪いのはみんな野党だ』というのは民主党の常套（じょうとう）手段だが、さすがにそういうことはもう許されない」－自民党・石破幹事長は、野党が国会召集に応じる環境を整えるのは政府・与党の責任だとして、改めて野田首相が年内の衆議院解散・総選挙を確約するよう求めた。