首相の住まいである首相公邸に「幽霊が出る」とのうわさについて、政府は２４日、「承知していない」とする答弁書を決定した。

　安倍首相が、就任以来約５か月たった現在も首相公邸に引っ越していないことを踏まえ、民主党・加賀谷議員は「幽霊が出るとのうわさがあるが、それは事実か」との質問主意書を提出していた。これに対し、政府は２４日朝の閣議で「承知していない」とする答弁書を決定した。

　菅官房長官は２４日午後、「色々なうわさがあることは事実ですし、現時点で考えられることを素直に答弁されたのだろう。（Ｑ菅長官は何度か公邸に入ってるが、幽霊の気配はあったか）言われればそうかなと思った」

　首相公邸は戦前、二・二六事件の舞台となったこともあり、関係者の間では以前から「犠牲者の幽霊が出る」といううわさがあったため、こうしたやり取りになった。