自民党の合同会議が１０日、政府が示した「骨太方針」や成長戦略などの素案について議論したが、出席者からは異論が相次いだ。

　政府が先週示した成長戦略の素案では、「劇薬指定品目」など２５品目以外の一般用医薬品についてはインターネットでの販売を認めるとしている。これに対し、出席した議員からは、２５品目以外の一般用医薬品についても、安全性を検討する余地が残るよう表現を変えるべきだとの意見が相次いだ。

　会議では最終的に、高市政調会長に調整を一任することになった。執行部は、改めて政府側と文言を調整した上で、１２日に党の了承を得たい考え。