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日本領海「力での現状変更認めない」~首相

2013年7月12日 18:09
日本領海「力での現状変更認めない」~首相

 安倍首相は12日、15日の「海の日」を前に、日本の領海などをめぐって「力による現状変更を認めない」などとしたメッセージを出した。

 「海の日」のメッセージは毎年出されているものだが、今年のメッセージでは、日本をとり巻く環境について、「領海をめぐる挑発など、安全保障環境が一層厳しさを増しております」と指摘している。その上で、「『海に守られた国』から『海を守る国』へ、との考え方のもと、安定的な海上交通ルートや、領海と排他的経済水域(=EEZ)での海洋権益を守っていく。力による現状変更を認めず、法の支配に基づく、自由で開かれた海の秩序を守っていく決意です」としている。

 今回のメッセージについて、菅官房長官は「中国の事は念頭にない」と述べているが、沖縄の尖閣諸島などをめぐって、海洋進出を進める中国を強くけん制したものとみられる。